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2005年01月01日

東京23区・商店街歩行見聞録(仮) その020 知られざる池袋

その020 知られざる池袋 (2005年11月05日歩行)


 池袋の北側に「池袋本町」があるのを知ったのは、商店街歩きを始めてからだった。この日はそこに行ってみた。

 北池袋駅で降りて池袋本町の中央部へ進むと、ビル街となった池袋とはまったく違う旧市街地とも言うべき町並みが広がっていた。池袋の南、椎名町方面も住宅密集地だが、そこともまた異なる。道や家が少しゆったりしていて、より成立が古い街という感じだ。こんな池袋もあったのかと思う。

 池袋本町を切り分けるようにふたつの商店街がある。お約束の、街灯や花飾りがついた古風な商店街だ。どちらもすでに勢いを失っていて、特に大きなスーパー等がない割には寂しい。間口の広い店が比較的多いが、閉まっていることも多い。小さなパチンコ店、表に木と硝子の引き戸が健在の店など、ここは地方の街かと思うほどの風景だ。池袋の名を冠してはいても、この南北のギャップはすごい。池袋が大好きな方々は、ぜひこの池袋本町も歩いてみてほしい。

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 北池袋の線路沿いには、飲食店の並ぶ狭い路地の一角がある。これも元々は普通の商店街だったのではないかと思う。池袋の飲み屋街の姿も昔はこうだったのではないかなどと想像してしまう。昼間なので人っ子一人歩いていない。線路脇の盛土部分には鮮やかな赤の鳥居が映える、小さなお社がある。ちょうど秋ということで、背後にあるピラカンサが真っ赤な実を鈴なりにしていたのも印象深い。

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 後半は板橋駅の東側、滝野川へ。中山道上に位置し、商店街の本数が多い地域だ。実際歩いてみると、中核と言える通りがないのもまた特徴である気がした。区名にまでなっている板橋駅にあまり存在感がないのと似ている。市場通りというのがあり、最初は卸売市場があったのかと思ったが、これは現在チェーンスーパーとなったとあるスーパーのことだった。

 駅から離れて、中山道新道を渡って北側、傾斜地の住宅街である宮元と呼ばれる地域にも商店街がある。北側斜面で、全体に薄暗い。道路もほとんどが狭い。少しだけ幅の広い、古くからあると見られるいくつかの街路に、商店街が細く続いていく。辞めていく店が一般住宅に変わりつつあるこの商店街を通って石神井川に降りていくところに八幡神社があり、これが滝野川村の鎮守だという。街道沿い以外の集落としては、低地であるこのあたりがいちばん古いのかもしれないと思った。

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 最後に飛鳥山のあたりを一回りした。電停から入る路地に商店街があったようだけれど、今はもうほとんど店がなくなり、表通りに移行していた。競争横丁という名前が手持ちの地図に書いてあるが、痕跡すら見つけられなかった。

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posted by 志歌寿ケイト(しかすけ) at 13:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | 商店街歩行見聞録 | 更新情報をチェックする
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